推薦状: Letter of Recommendation 〜ざっくり解説〜
どうも。しんです。
夏真っ盛りの暑さを感じる今日この頃ですね
米国大学入試において、自分という人間を評価する際に、エッセイの次に重要となってくるのが推薦状です。アドミッションオフィサーは、この推薦状によって、他者視点での出願者本人の素性を知ることができます。
しかし、実際にはこの推薦状、どのようにして準備していくのでしょうか?
今回は 推薦状:Letter of Recommendation の準備について、ざっくりとした流れを紹介していこうと思います。
( 日本の高校に通う高校生が、日本人の先生に推薦状を依頼するケースです。)
<目次>
下調べ: 推薦状についてのリサーチ
まず、推薦状の下調べをします。主にウェブページや本を参考に、米国大学アドミッションにおける推薦状のはたす役割などについて調べます。
自分についての推薦状なので、失敗したくありませんよね。推薦状についてしっかりと把握することが大切です。慣れないうちは時間がかかります。また、受験勉強の時間を圧迫させないためにも、高校1、2年時にきちんと調べておくのがいいと思います。
熟考: 何を書いてもらうかを決める
次に、先生に何を書いてもらうか、を決めます。大体のレイアウトを考え、箇条書きにしましょう。もしくは、文章にしても良いと思います。大人、先生目線での、客観的な視点での自己評価が大切です。
依頼: 推薦状の執筆依頼
次に推薦状の執筆依頼をします。日本文の推薦状の執筆には1ヶ月程の時間がかかります(人にもよりますが)。夏休み明けまでには執筆依頼の旨を伝えておくのが良いでしょう。
またこの時点では、依頼しに伺っても、断られてしまう可能性もあります。日頃からの先生ー生徒間の信頼関係が重要になってきます。人間関係も(少なからず)関わってくるのが、米国大学入試の一つの側面ではないのでしょうか
まとめ:ファイルに閉じる
印刷したwebページと、原稿を一つのファイルにまとめます。格先生の人数分出来上がります。このファイルを依頼した先生に提出します。
「米国大学入試における推薦状の説明と、書いて頂きたい内容をまとめました」と一言いうのがベターです。
打ち合わせ: (二者)面談
推薦状を具体的にどういう方向性で書いてくかについて、先生との面談をします。絶対にしなければいけないというわけではないですが、おそらく求められると思います。そうでなくても、確認のためにはするべきです。
ファイルを渡してあるので、先生も大体のことを事前に把握できます。それに、対面での確認をした方が両者ともに安心できるはずです。
翻訳:日本語→英語
次に日本語で執筆してもらった原稿を英訳します。 英訳する場合は学校の英語の先生、または翻訳業者などに依頼します。
自分でやる!!
という猛者は、、、、、、
素直に第三者に翻訳を依頼しましょう😅
理由は詳細の記事で後述しますが、自分でやらずに、依頼した方が絶対良いです。
ここで注意しなければならないのが、必ず最後にネイティブチェックを通すこと、です。英語圏で、推薦状の執筆経験のあるネイティブに見てもらいましょう。 いくら翻訳者や英語の先生———英語のプロ———でも、米国大学入試における英文推薦状のマナー、書式、スタイル、適切な語彙、段落構成、に関しては知らないことが多いはずです。(紋切り型の推薦状が効果的かと言われたら、そうではないのも事実ですが)
ネイティブの方に、アドミッションオフィサー視点でチェックしてもらうと、より効果的な推薦状が出来上がります。
英訳(リライト、ネイティブチェック含む)には1ヶ月半ぐらいの期間をもたせるのは良いです。
提出
最終的な英文の推薦状が出来上がったら、各先生に署名してもらいます。署名入りの推薦状をスキャンし、PDF化して、オンライン上 (コモンアプリケーション内)で提出します。先生サイドの協力も必要になってきます。また、この行程は初見だと、かなり複雑に思えるので、事前に練習しておくとスムーズです。
- 生徒が自分のアカウントに先生(推薦者)を招待
- 先生が書類を提出
- 先生が提出した書類(推薦状)を、生徒が各大学ごとに配置(アサイン)する
- 提出submitボタンを押す
という流れです
終わりに
いかがだったでしょうか? 今回は、ざっくりとした流れについて紹介しました。これは、実は、自分がたどった行程でもありました。
また、僕は海外大学受験専門塾や予備校、留学エージェントなどには通ってませんでした。その為、推薦状の準備にかなり悪戦苦闘しました😅。
五里霧中の状態が最後まで続き、結局よく分からないまま入試を終えました💦
他にもやり方はたくさんあると思います。ですが、もし周りに頼る人が誰もいない場合は参考にしてみてください。
それぞれの詳細については、また、別の記事で紹介しています。
それではまた!!